薬剤師の新たなエリア
調剤とは医師や歯科医師、獣医師等の医師免許を持った者が患者を診たうえで発行した処方箋に基づいて、患者に医薬品を提供することを指しています。
以前は、調剤といえば医師の読みにくく書いた処方箋を何とか解読し、指示どおりに医薬品を準備して、素早く患者に提供することを指していました。
そこでは、一日に大量の人数の患者さんに医薬品を提供しなければならないため、多くの場合はスピードと正確性が求められる仕事となっていました。
ですが現在は、単に医薬品を処方箋に沿って提供するだけでなく、患者さんが処方通りに薬を服薬するよう指導したり、患者さんの今までに使用してきた医薬品を把握、管理したり、ジェネリック薬品と呼ばれる後発医薬品の選択をしたりと、医薬品の提供のみにとどまらない業務となり、多岐にわたる業務内容となってきました。
また、薬剤師の新たな活躍の場として、ドラッグストアが出現してきています。
基本的に、薬剤師は医薬品の処方はできないことになっていますが、ドラッグストアや薬局においては、薬剤師は安全性が比較的高い、漢方薬や OTC医薬品とも呼ばれている一般用医薬品について、購入の相談にのったりして、患者さんが適切な薬を服薬できるよう指導したりしています。
このことは、「病薬院に行くほどではないけれど、ちょっと体の具合が良くない時」とか、「街のちょっとしたお医者さん代わりに」とかいった利用を患者さんがするようになり、より薬剤師が身近な存在となってきました。
さらに病院内での薬剤師の役割も以前とは変わってきています。
以前は薬を提供するのみにとどまっていましたが、今後はより専門性の高い仕事が求められるようになっていきます。
治療に積極的に参加して、医師や歯科医師等の医師免許を持った人の指示の下、医療業務を行なうコ・メディカルスタッフとなり、チーム医療の一役を担うようになってきています。
2012年01月26日 |
カテゴリ: 薬剤師